Q:底地の売却にはどのような方法がありますか?
底地の売却は、大きく分けて2つの方法があります。
底地の専門業者に売却する方法と、借地人様に売却する方法です。
売却というのは需要のあるところにするものですが、底地は利用価値が低いため、底地の専門業者か借地人様にしか需要はないと見てほぼ間違いありません。
まず、底地の専門業者にそのまま売却する方法です。
この方法は、面倒ごとがほぼ発生しないことが大きなメリットです。
売却するだけなので、楽です。ただし、借地人様に売却する場合と比べると、買取価格は低くなります。
2つ目は、借地人様に売却する方法です。
こちらは、高額で買い取ってもらえることがメリットです。
借地人様が土地も建物も所有することになり、土地の利用価値や資産価値が大幅に高くなるので、高く買い取ってもらえます。
ただし、非常に面倒ごとが多いです。借地人様との交渉が発生し、借地人様との間でトラブルになる可能性も少なくありません。
また、借地人様が複数になる場合(建っている建物がアパートやマンションなどの場合)借地人様全員が買い取ってくれないと、残った底地がいびつな形になり、より使いにくくなってしまうこともあります。
価格はメリットですが、デメリットも相当大きなものになります。