底地投資は、土地を購入し地代として賃料収入を得る事を言います。
一般の不動産投資とは違い、底地とは専門知識が求められる不動産投資の一つなので、底地投資をお考えの方へ、メリット・デメリットを解説致します。
【底地投資とは？】
所有している土地を第三者に貸している土地の事を底地と言います。
土地を所有していれば、土地を自由に活用できる使用権があるのですが、その使用権を第三者に貸すことで第三者から地代（土地の使用料）を頂くことができます。
底地の所有者を地主と言い、土地の使用権を借りている第三者を借地人と言います。
土地を借りて借地人が建物を建てているので建物は借地人の所有物になります。
地主になれば一定の収益が得られますが、自ら土地活用はできない制限がありますので、底地は不動産取引でも活発ではありません。
また、取引される場合でも土地活用できないことのデメリットが大きいため安価で取引されるケースがほとんどです。
【底地投資のメリット】
底地は土地活用ができないため安価で取引されるケースがほとんどなので、更地の相場よりも安価で入手できます。
さらに建物は借地人の所有物で居宅として使用していれば継続的に一定収入が得られることが最大のビジネスモデルになります。
また、建物に必要な修繕も所有者である借地人が行わなければならないので、地主は賃貸経営にかかる修繕コストがかからず、必要なのは固定資産税や都市計画税のみとなります。
【底地投資のデメリット】
底地は安価で入手できても、収入としての賃料は決して高くありません。
固定資産税や都市計画税を支払えば少し残る程度の地代設定がほとんどになり、そう言ったことから底地は安価で取引されるケースが多いわけです。
また、底地を活用したくても地主は土地を活用できず、借地人も建物を所有しているので簡単に土地を返す事ができません。
それならば地代を値上げしようと考える方もいますが、借地人と地主で値上げの話しがまとまらず、かえってトラブルに発展してしまうことがあります。
複雑な権利関係があることで底地の所有は難しいとされており、底地を売却したくても買い手が付きにくいとされています。
また買い手が見つかっても融資がつきにくいのが底地で、底地の権利には制限があるため担保としても評価されずローンが組めないため、やっと買い手が見つかっても購入を断念される場合もあります。
【底地を売却するには？】
底地投資をしていたが売却したい。底地を相続したので売却したい。
底地を売却するにも一般の不動産では底地は活用できないため価格を安く提示される場合があります。
底地や権利付き不動産を専門として取り扱う業者に相談することが必須です。
・更地を買取する新築戸建て会社。
・マンション販売業者。
・底地や築古アパート買取業者。
不動産といってもそれぞれに特化した専門業者がございます。
底地や権利付き不動産の売却や投資購入をお考えの方は底地買取の実績がある会社へ相談してみましょう。
【まとめ】
メリット
・底地投資は安価で入手できる。
・継続的に一定収入がある。
・修繕コストがかからない。
デメリット
・利回り収入が低い。
・土地活用ができない。
・地代値上げが難しい。
・融資がつきにくい。
・権利トラブルに発展しやすい。
メリット・デメリットを見れば様々な内容がございますが、一度、専門業者に相談することをお勧めいたします。
最後までご精読頂き有難うございました。
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